吉村誠ブログ「いとをかし」

元朝日放送プロデューサーで元宝塚芸術大学教授の吉村が、いろいろ書きます。

政治

【報道記者の言語学】森喜朗記者会見で見えた日本のマスコミ記者の不甲斐なさ

2月4日(木)の午後2時から行われた、森喜朗・東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の発言撤回記者会見をリアルタイムで見た。 「報道記者」と呼べるのは、TBSラジオ・沢田記者だけだった。 彼以外は、残念ながら「腑抜け記者たち」としか言いよ…

「コロナ政治」の言語学――政治家のことば

豊かな「ことば」とは何か? 加藤厚労相の「ことば」の誤解 現代日本の政治家の「ことば」 「しゃべる」と「読む」の違い 「知識の言葉」ではなく「暮らしのことば」で 豊かな「ことば」とは何か? 「自分の言いたいことがはっきり言え、また自分の心のすみ…

「日本のテレビ報道」の歪みをチェックする

大学で「マスコミ論」を講義しています。 日々の新聞やテレビニュースを題材にして、その「ニュース表現」に込められた「表現者の意図」を読み取る力を身に付けよう、という授業です。 読み取る入口となるのは、「表現」を成している「ことば」と「映像」で…

ある大阪人から見た「大阪ダブル選挙の結果」の読み方

東京に住んでいる友人からメールが入りました。 「大阪のダブル選挙の結果がよくわからない。 なぜ大阪維新の会は、大阪都構想にこだわるのか、関東の私には理解不可能です。 W選で勝っても民意を問えば負けてしまうのに。 なにか関西独特の政治思想があるの…

今問われる「弁護士の倫理」―日本ボクシング連盟、日本大学の問題

日大アメフト部の問題から、今度は日本ボクシング連盟の問題へと、週刊誌とワイドショーの話題はつきないですね。 二つの問題を通して、実は大きく問われているのが「弁護士の倫理」だ、ということを言いたい、と僕は思うのです。 弁護士の倫理とは 僕が刑事…

吉村的流行語大賞は……

近頃、世の多くの人もすなるブログといふものを、我もしてみんとしてすなり。 てな訳で、今日から、吉村誠ブログ「いとをかし」を始めます。 もともと友だち仲間としゃべる時に、話の終わりに「そうであることよ、いとをかし」 なんて言ってたのを看板にした…